これから暑い夏を迎えます!
夏は脱水症状を起こしやすく脱水による熱中症には本当に要注意です。
中には生命の危険を伴う事もあります。
脱水症状になりますと血液粘稠度が増し(血液がサラサラでなくなる)
様々な血栓症をおこしやすくなります。
血栓が詰まる(脳血管であれば脳梗塞、心臓血管であれば狭心症・心筋梗塞)病気が起こる頻度が高くなります。
眼の血管に血栓が飛んで詰まれば眼の血栓症(網膜動静脈閉塞症、虚血性視神経症)等を引き起こし、詰まる場所によっては急激な視力低下や視野欠損が起こります。
今年は5月から夏日の様な暑い日が続いたせいか、血栓症の患者様が例年より多い感じがします。
高血圧症、糖尿病、高脂血症等の基礎疾患のある方は特に要注意です。
夏は血液粘稠度を正常に保つためにも水分補給に充分に留意して下さい。
糖尿病の方はカロリーの少ない水分補給を推奨いたします。
たまには交互に片眼を隠して、左右の眼の見え方の確認
・視力に変化は無いか?
・モノが歪んで見えないか
・見え難い部分が無いか(視野欠損)
上記を確認する事をお薦めいたします。
両眼で見ていると「片眼の視力低下に気が付いていない事」もあり、眼科の定期受診の際に初めて片眼が見えていない事に気が付かれる方も少なくありません。
その際には下記の自己チェックシート等もご活用ください。
平成29年7月1日 みなみ野眼科クリニック