新型コロナウイルス感染症の患者数の増加が続いており、患者様方のご不安をお察し申し上げます。
このコラムの更新も本当に久しぶりになりましたが、当院も日々、新型コロナ対策に追われておりました。
職員の体調管理、消毒薬の充分量の確保は勿論、マスクやフェイスシールドの確保、飛沫シートの設置、従来の大型の医療施設用空気清浄機のメンテナンスの徹底に加えまして、新型コロナウイルス対策に有効が確認されました「深紫外線LED搭載の空間除菌消臭装置(エアロピュア)」数台の導入・設置もスムーズに行うことが出来ました。7月初旬より稼働しています。
エアロピュアのサイズは幅187×奥行129×高さ268 (mm)、重さも2Kgとコンパクトではありますが、軽量コンパクトながら「使用推奨畳数 は8畳」と広い範囲に有効です。
※当院の院内感染予防対策用の物資補給、医療機器導入に迅速に御尽力頂きました、各種業者の方々に、この場にて心より御礼申し上げます。
今後も新型コロナウイルスに関する情報収集を可能な限り欠かさない様に、様々な院内感染対策を行って参りたいと思います。
また、2017年6月17日付の「クリニックからのお知らせ:過去10年で最多!プール熱警報」にて「最近は電車の吊革を触った手でスマートフォン(以下:スマホ)を操作している方々が数多くいると思われます。帰宅後に充分に手洗いをしても、スマホにはウイルスが付いている可能性があります。帰宅後にスマホの見過ぎで眼が疲れたからと言って、目を押したり擦ったりしても感染の可能性はあります。また長い前髪をかき上げる行為で髪の毛から目にウイルスが侵入し感染するとも言われています。洗えるスマホも発売されているようですが、スマホも清潔にする事等も心掛けては如何でしょうか。壊さない程度に・・・」と提言させて頂きましたが、今や、誰もが行う行為になっています。
従来のはやり目(プール熱や流行性角結膜炎)の原因ウイルスである、アデノウイルスと今回、問題になっている新型コロナウイルス(COVID-19)にはいくつかの類似点があると思います。その類似点とは
1)潜伏期にも感染する可能性がある事。2)終生免疫ではない事。
3)有効な治療薬(特効薬)が無い事。
4)長期にわたり毎年、流行するにも拘わらず、未だに有効なワクチンが開発されていない事。等です。
新型コロナウイルスには、まだまだ不明な点があります。少なくとも皆様の手洗い、うがい、マスクの着用により、昨年~今年初頭のインフルエンザ患者数は激減しています。
皆様にも「正しい手洗い」「正しいマスクの着用」「うがい」の励行をお奨めいたします。我々医療従事者も励行の徹底を継続させて頂きます。
また「新しい生活様式」も大事ではありますが、せめて「元の生活様式」に戻すためにも、新型コロナ感染症の一刻も早い終息を願うばかりです。
コロナ渦の中の酷暑になっています。皆様、ご自愛くださいませ。
令和2年8月 みなみ野眼科クリニック