患者様各位殿
昨年5月8日 (月)より新型コロナウイルス感染症は「5類扱い」となり、同年3月13日からは政府の方針で「マスク着用は個人判断に委ねることを基本とする」となりました。その際に「当院受診の際にはマスク着用を」とお願い致しておりましたが、患者様皆様のご協力頂き心より感謝申し上げます。
現在に至りましても、患者様から「新型コロナ・インフルエンザに罹患したが、いつ頃受診してよいか?」等のお電話でのお問い合わせが多く、また市内の小中学校の学級閉鎖も留まる事が無いのが実情です。
※市立小中学校学級閉鎖状況※ https://www.city.hachioji.tokyo.jp/kurashi/kyoiku/003/009/001/p004843.html
新学期も始まり、今後の感染拡大が懸念されます。
眼科は高齢者の白内障、糖尿病・高血圧症・腎不全・悪性腫瘍にて免疫抑制剤(ステロイド剤)や、抗がん剤にて治療中等、重症化リスクを持たれました患者様が多く受診される科目です。
厚生労働省より「マスクの着用は個人の判断が基本となる」との考えが示されましたが、医療機関には高齢者など重症化リスクの高い方が多くいらっしゃることから、当院では、引き続きスタッフはマスクの着用のお願いを継続いたします。
厚労省のマスク着用に付きましても「医療機関受診、高齢者施設訪問時には周囲の方に感染を広げないためにマスクを着用しましょう」と明記されています。引き続き当院受診の際には患者様、お付き添いの方のマスク着用をお願い申し上げます。
参考:厚生労働省「マスクの着用について」 ↓
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kansentaisaku_00001.html
また、新型コロナウイルスは結膜炎が初期症状とも言われています。その為、「今後、新型コロナ患者は一番に眼科を受診する事になるであろう」とも啓蒙されています。
メヤニ等の結膜炎症状が先立ち、その数日後に発熱し、時には発熱を伴わない事例もあります。従来のアデノウイルスによる咽頭結膜熱と同様であり、両者の鑑別は極めて困難と言われております。当院では各種ウイルス検査に対応が難しい状況にあり、対応していません。眼科的感染症を疑われた方は、他の医療機関に電話にてお問い合わせの上、御受診をお願い致します。
※みなみ野クリニックセンターは動線を分ける事が出来ません※
5類にはなりましたが、引き続き「風邪症状のある方」「結膜炎症状の方」は当院受診の延期か他院への受診相談をお願い致します。
当院では「ウイルス性結膜炎を診ない」のではなく「ウイルス性結膜炎を疑った場合に、的確な診断が出来ない」事を御理解頂けますと幸いです。
【追記】
★新型コロナ・インフルエンザに罹患された方より電話が多く「患者様のお薬をどの様にしてお渡しするか」等の内容で、各薬局との電話での交渉時間が30~40分と長くなる事から、電話対応が大変難しくなっています。患者様よりお叱りを頂く事も少なくない現状です。患者様には大変ご迷惑をお掛け致す事になると思いますが、電話が通じない場合でも体調不良のある方の直接の御来院はお控え下さい。
★同様の事情により、マスク着用の難しい3歳未満のお子様のご受診、又は3歳未満のお子様連れのご受診に関しても対応しておりません。
動線を別に出来ない医療機関の集合体である当クリニックセンター内で診療を行っている当院では、患者様方のご協力が無い限り皆様を感染症から守る事が困難になってしまいます。
同様に、風邪症状(発熱・咳・のどの痛み)でクリニックセンター内の他科受診の患者様方にも、他の患者様方を感染からお守りする為にも、何卒、御協力の程をお願い申し上げます。
令和6年4月7日 みなみ野眼科クリニック