みなみ野眼科クリニックは本日午前診察をもちまして8月18日(日)まで夏季休診とさせて頂きます。
8月19日(月)からは通常通りの診療をさせて頂きますので宜しくお願い申しあげます。
さて夏季休診前の最後の患者様は・・・、そうです!、先日ボクシング世界王座に挑戦したばかりの八王子中屋ジムの荒川仁人選手でした。
荒川選手は先月27日、米国サンアントニオにてWBC世界ライト級暫定王座決定戦に挑みましたが惜しくも「判定負け」となりました。然しながら米国各メディアでは荒川選手の試合に対し「年間最高試合の有力候補」と大称賛されており、本人の世界ランキングも第3位にとどまっているとの事です。
中には「国外で負けはしたが、彼の株はスカイロケットの様に伸びるだろう」「タイムカプセルに入れて後世まで残したい」との賛辞もあった様です。帰国後も米国各メディアからのオファーが殺到している様です。
私も試合をテレビ放送(WOWOW)で観ましたが、本当に凄まじい打ち合いでした。なんと言っても荒川選手の放ったパンチは試合中合計1170発!、相手のフィゲロア選手は942発!。2人合計で繰り出したパンチの合計数は2112発!、因みに歴代ライト級タイトルマッチ史上第1位の数字だそうです!。
その壮絶な試合をテレビで観た私は、眼科主治医として帰国後の眼科検査に正直な処、少々不安を隠せませんでした。しかし今日の詳細な眼科検診の結果、「全く異常なし」でした。あれだけのファイトの後ですので、何かしらの外傷後の治療が必要となる眼科的所見も予想されましたが目薬も処方すら必要なく、いい意味で予想が外れ私自身もホッとしました。流石は世界の頂点を狙う男っ!。942発のパンチを繰り出されても「ガードはしっかりしている」事の証明だと思います。
荒川選手からの申し出で「自分の診察の順番は最後でいいので、診察が終わったら記念撮影を」との事で職員一同(土曜日の出番だけですが)と記念写真をパチリ。こちらこそと恐縮しながらも数枚写真を撮らせて頂きました。
撮影中に荒川選手が「試合中に相手のパンチが眼に当たった時には先生の顔が脳裏をチラッと横切る」と言ってくれましたが、彼の人柄の良さをまたまた垣間見た様な気がしました。
現在は世界戦直後の為、一時的にインターバルをおいているようですが、世界戦前の彼の眼の輝きには衰えはありませんでした。また会話の中でも「彼の視野には世界が見えている」という事が充分に伝わって来ました。
しっかりと世界戦の疲れを取ってから、世界を見据えた再挑戦に期待しています。
これからも、みなみ野眼科クリニック職員一同、荒川仁人選手を応援し続けます。
この度は夢と感動を有難うございました。 本当にいい人なんですっ!。
試合詳細は「BOX-ON」で検索頂き、「ボクシングニュース」の7月29日更新分に掲載されております。お時間のある方は是非ご覧ください。
本当に暑い日が続きます。皆様ご自愛くださいませ。
夏季休診後も向上心を持ち続け、更なる適切な医療を御提供出来ます様に職員一同、頑張りますので宜しくお願い申し上げます。
みなみ野眼科クリニック院長