7月31日のNHKの「ためしてガッテン」は緑内障を題材とした内容でした。
自覚症状の少ない「緑内障」による失明を防ぐ為に、いかに早期に発見する事が重要であるかという事が主な内容でした。
一般的な眼科的検査は勿論、その中でも3次元光干渉断層計(以下:OCT)検査が如何に重要であるかが放送を観られた方にはお判り頂けたかと思います。
当院にてNIDEK社製では最新鋭・最高基準(現時点)のOCT(RS-3000Advance)を取り入れてから約半年が経過し、緑内障早期診断は勿論、通常の眼底検査では明確でない網膜・黄班部病変の診断にもOCTが大活躍中です!。
幾つかの眼底のOCT画像解析過程や解析結果の写真を提示致します。ここでは画像説明はあえて省かせて頂きますが、他にも種々の解析結果の提示が可能です。当院では患者様の疾患(緑内障・黄斑変性症等)に合った、判り易い解析結果をお見せした上で、病状について説明させて頂いております。
1回の説明で全てが御納得頂ける事は難しいと思いますが、「出来る限り判り易い説明を」と心がけております。
大事な検査結果ですので医師の解析結果の説明でご不明な点はご遠慮なく何でもご質問ください。
また年内には「RS-3000Advance型のみ」に更なるバージョンアップの予定(詳細時期不明)もあります。
更に鮮明で広範囲の画像診断が可能になり、眼底疾患の診断が正確になる事が期待されています。私自身も楽しみにしている今日この頃です。
★下記に緑内障の危険因子(リスク)をいくつか記載させて頂きます。お心当たりのある方、緑内障に対するご不安のある方は、お気軽に御相談下さい。
1) 近視の強い方。2)緑内障の家族歴のある方。3)外傷歴のある方。4)ストレスの多い方
5)動脈硬化症・高血圧症・低血圧症の方。 6)ステロイド剤や眼圧上昇の危険性のある薬剤を長期投与している方。
7)その他
また番組内では「緑内障早期診断の為、5年に1度は眼科検診を」とコメントされておりましたが、5年に1度の眼科的検査は現時点で緑内障のリスクの無い方に対してのコメントであると考えます。
上記記載の一般的リスク以外に「視神経乳頭の深い陥凹」「高眼圧」等を指摘された方は、程度にもよりますが最低でも1年に1度の緑内障検査は必要と考えます。
★早期発見で現在失明率第1位である緑内障の失明率を低下させましょう★
※クリニックより患者様各位※
7月下旬より学校が夏休みに入り患者様が午前に集中し大変混雑している状況です。患者様方には大変ご迷惑をお掛けしております。今後も更に短い待ち時間で迅速且つ確実な診断が出来る様に努力していきたいと思っております。7月下旬の傾向では午後4時頃から5時半頃までは比較的時間に余裕がございます。お時間にご都合がつかれる方はこの時間帯の御受診をお奨め致します。万一、この時間帯にも混雑がありました際にはご了承くださいませ。
厳しい暑さや急な集中豪雨(ゲリラ豪雨)、また寒暖差が激しい昨今、体調を崩しやすい時期と思います。
皆様ご自愛くださいませ。
みなみ野眼科クリニック 院長